シーサー シリーズ

沖縄にルーツを持つ日系人の子孫であるマルセロ・ニイカドは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに暮らしながら、幼い頃から東洋の像やアジアの美術作品に手が届く環境で生まれ育った。
彼が生まれながらに慣れ親しんだもののひとつが、祖父母や親戚の家を飾る家具や棚の上で目にした陶器のシーサーだった。

 

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シーサーの持つどう猛さと、その特徴に相反するかのような優美さや体つきの快活さ。そうした二面性を併せ持つ一対のシーサーを前に、マルセロ・ニイカドは、夢見がちな少年だけに許された壮大な空想をめぐらせながら、十代の長い時間を過ごしてきた。

23歳の頃、東洋の陶芸の研究過程において、当時師事していたモニカ・アサト氏と共に最初のシーサーを作り上げた後、長きにわたり、シーサーの中国に由来する魅力と沖縄に由来する魅力の調和を試行錯誤し、さらに2013年になってアールヌーヴォーの躍動感やダイナミズムを加えたオリジナリティーあふれる作品作りに着手している。

そして現在もなお、この二つの像の、より洗練されたバランスとコンビネーションを探求し続けている。

 

 


2011 Mixturas “El arte y las colectividades” Centro Cultural Recoleta.  Flickr-Logo2
2012 Casas de vida “Shisa Perros leones”
2013 Mixturas “El arte y las colectividades” Centro Cultural Recoleta. Argentina  images (1)
Press “La Plata Hochi”
2013 1er Encuentro Zen en Latinoamerica. Argentina
2014 ~神話の守護神・狛犬 陶芸展~」 開催。
2014年 アルゼンチンでの初の個展、
Press “Ryukyu Shimpo Okinawa” Okinawa 【アルゼンチン】シーサーに沖縄人魂 3世・新門さんが展示会2014年10月13日
Press “Alternativa Nikkei”
Press “La plata Hochi”
2014年「の参加アーティストに選出される。
2014年 アルゼンチン大使館主催の展覧会「nuevas miradas del Japon 2014」において参加アーティストに選出される。

 

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 <More photos here> Solo exhibition of sculptures and first exhibition held in Argentina of Lion dog images. June 2014 (Japanese garden in Argentina main salon)